“森林インストラクターと歩く御前山観察会”報告
開催日時2016年4月30日(土)9:30集合〜14:30解散
コース:城里町 道の駅「かつら」河川敷駐車場→東登山口→鐘撞堂跡→西登山口→駐車場
参加者:36名(一般24名、会員7名、準会員5名)
城里町の御前山一帯は「関東の嵐山」とも呼ばれ、風光明媚な地として知られています。この地域には、暖温帯の常緑広葉樹林が広がり、照葉樹が多くみられますが、森の中には冷温帯のブナも見られ、特異な森となっています。また、植物種も多いことで、知られています。
当日は、道の駅「かつら」裏の、河川敷駐車場に集合し、挨拶やストレッチ体操後東登山口から御前山に入り、観察を始めました。すぐにたくさんの植物に出会います。ニリンソウ、ハルトラノオ、トウゴクサバノオ、オオバタネツケバナ、シロバナニシキゴロモ、ミヤマナルコユリなどを観察しながら樹林帯を歩き、鐘撞堂跡( かねつきどうあと)で昼食をとりました。
昼食後、観察を続けながら、西登山口に向かいました。沢沿いの道では、見逃しそうなタチガシワに出会い、灌木のオトコヨウゾメやコバノガマズミは花をつけていました。西登山口に下り、コンロンソウが咲き続ける清流皇都川沿いの道を、観察しながら歩きます。カテンソウ、タニギキョウ、ツルカノコソウやラショウモンカズラ、木本類のツリバナ、ヒメウツギ、ヤブデマリの花を観察、参加者が興味を示したキヨスミイトゴケを解説して、出発地の河川敷駐車場に戻りました。
観察中 |
カテンソウ |
タチガシワ |
コンロンソウ |
ケヤキ保護林 |
キヨスミイトゴケ |
(文 村田 誠)