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御前山きのこ観察会 実施報告

1.場所 御前山(茨城県城里町)

2.日時 2014年10月18日(土) 9:30~15:00 天気:快晴

3.参加者 会員8名

昨年のきのこ観察会は雨天で中止、しかし本年は快晴で絶好のきのこ狩り日和、場所は2012年と同じ御前山であった。9時30分、道の駅「かつら」の河原駐車場に集合。きのこの専門家H講師から本日のコース紹介があり、分乗して西登山口の駐車スペースに向かった。

西登山口から歩き始め、ハイキングコースから外れて落葉樹の斜面に登り、キノコを探し始めた。しかし、今年はきのこ不作年とかで、なかなか見つからない。それでも、ドクツルタケ、ニガクリタケ、ドクベニタケなどの定番の有毒きのこ、ナラタケ、ヒラタケ、コウタケなどの可食菌もぽつりぽつりと見つかった。枯れ木や樹幹に注意して探すと、意外に多くの菌類が見つかった。枯れ木の表面には画鋲のような小さなビョウタケ、モエギビョウタケが群落をつくり、青くペンキ状の木肌の場所にはロクショウグサレキンの小さな青色の子実体があり、枝にはハナビラニカワタケの塊がぶら下がっていた。ホウロクタケやアオゾメタケのような褐色腐朽菌、アラゲカワラタケやチャカイガラタケのような白色腐朽菌など多数のサルノコシカケ類もあった。

午後も採集した後、西登山口に戻り、H講師による鑑定会を行った。本日の採集品は41種であった。はやり2012年の同じ場所、時期の49種と比べて、特に地上生のきのこが少ない印象であった。晴れた秋の1日、落ち葉を踏みしめながら、静かな森の中をきのこを求めてさまよい歩き、最高に贅沢な1日であった。

(文 MT)

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最終更新日:2014年10月22日
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