「初めて学ぶシダ植物観察会」実施報告
日時:2013年年10月12日(土) 9時30分〜12時30分
場所:鶏足山/茨城県東茨城郡城里町上赤沢
参加者:13名(一般5名、会員8名)
相変わらず残暑が厳しい10月中旬、当日は幸いにも快晴であったが、やはりで暑い日でした。9時30分に新装なった鶏足山駐車場に集合。自己紹介、コース説明、ストレッチ体操、注意事項の後、出発。初めに駐車場横で、見る機会の少ないコケ植物の一種、ニワツノゴケを紹介した。茶畑沿いの道をしばらく歩くと、道は二手に分かれるので、左手の林道沿い(ファミリーコース)に進んだ。ここからシダ観察が始まる。このコースは渓流沿いの木陰で涼しく、シダが多い。道沿いの一部が刈り込まれて整備されているのが残念だが、20数個の眼で次々とシダが見つかった。その都度解説やら、図鑑を参照しての議論がはずみ、中には雑種かな?のものあり、牛歩の歩みとなった。普通のハイキングならば30分程度の道程を2時間近くかかり、正午丁度にやっと道標「ファミリーコース登山口」に着いた。ここで昼食。観察コースはここまでの予定であったので、解散とし4名の参加者は帰路へ。残りの9名は斜面を喘ぎ喘ぎ登り、「弛み峠」を経て、13時10分、「三角点」(標高430.5m)へ到達。元気な3名はさらに片道230mの鶏足山を往復した。記念撮影の後、「富士ヶ平山」方面のコースを歩いて先ほどの林道に出た。ここからは林道沿いに右廻りに歩き、シダばかりでなく、草花を観察したり、マタタビの実を食べたりしながら、「裏登山口」へ出た。ここから舗装道路を少し歩いて、15時00分に駐車場に戻った。
観察できたシダ植物:ヒメシダ、ミズニラ、イヌワラビ、クラマゴケ、ノキシノブ、ゼンマイ、ホソバシケシダ、ハリガネワラビ、ミドリヒメワラビ、イヌガンソク、ベニシダ、ナライシダ、ヘビノネゴザ、オクマワラビ、クマワラビ、イノデ、ゲジゲジシダ、ジュウモンジシダ、リョウメンシダ、ヤブソテツ、オオバノイノモトソウ、イヌシダ、フモトシダ、オウレンシダ、オオヒメワラビ、イワガネソウ、トラノオシダ、フユノハナワラビ、コバノイシカグマ、サイゴクベニシダ、ミゾシダ、シケシダ、ヤマイタチシダ、イワイタチシダ、シケチシダ、オシダ、トウゴクシダ など。