冬の野鳥観察会実施報告
1. 実施時期: 平成24年12月23日(日) 9時00分〜12時10分
2. 場所 : 筑紫湖・薬王院
3. 天気 : 曇り
4. 参加人数: 27名
・日本野鳥の会・茨城県関係 16名
・森林インストラクター関係 11名
5. 講師 : 石井省三さん
6. 概要
12月23日、日本野鳥の会・茨城県の定例行事に参画して、冬の野鳥観察会を実施しました。前日は冷たい雨が降り、開催が危ぶまれましたが、幸い天気が回復し、時々晴れ間が覗く空の下、筑波山麓の筑紫湖に参加者が集まりました。野鳥の会の方々と、森林インストラクター会員、一般の方が参加しました。
森林インストラクターで野鳥の会指導者の石井講師が挨拶され、筑紫湖周辺の野鳥の概要説明を頂きました。杉山・森林インストラクター茨城会長の挨拶後、湖岸から薬王院に向け観察を開始しました。
カラスの鳴き声を聞いて、ハシブトガラスとハシボソガラスには紛らわしい鳴き声があることの説明から入りました。山路に入ると林や木々の間から次々とエナガ、アオジ、ツグミ等が現われては消える。望遠鏡で姿を追う。野鳥の会の方々はさすがに鳥の見つけ方と、判別が早い。ヒガラ、カシラダカ等をみた後で、石井さんから鳥の飛び方の説明。名前もシジュウカラはスズメの40倍の価値があるので四十雀と書く等の解説。カケス、ヒヨドリの鳴き声の特徴も。
胸突き八丁の急坂を過ぎて薬王院に着きました。参拝の後、地面に着いた小動物の足跡、ウサギ、タヌキ、ネコ等の違いの説明でキツネと判定。神社にはスダジイの太い古木がそこかしこに。スギの梢にはキクイタダキが群れていました。下りの道にクロジ、ミソサザイ、ウソ、ルリビタキ等々。野鳥の会の方のフィールドスコープを覗きこみました。
湖岸に着いてから湖を一周しました。水面には綺麗なオシドリ、マガモやオオバン等の水鳥が泳ぎ、ダムの斜面では目の前にハギマシコが群れて餌をついばんでいました。珍しくシメもフィールドスコープの先に見えました。
アットいう間に3時間が経ち、最後に「鳥合わせ」をしました。42種に名前不明1種と外来種1種の44種にのぼりました。石井さんの締めを頂いた後散会しました。
今後も、野鳥観察会を計画しますので、是非ご参加願います。
7. 観察された野鳥
オシドリ(2)、ヒドリガモ(2)、マガモ(80)、カルガモ(150)、コガモ(5)、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、バン、オオバン、オオタカ、トビ、ミサゴ、フクロウ科 sp.、コゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ハギマシコ、ウソ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、クロジ、ソウシチョウ
(( )内は観察数、マガモ、カルガモは概数)
(文 杉山)
望遠鏡で観察 | スダジイの巨根 |
マガモ2羽 | ハギマシコの餌探し |