もりのきたんけん2010 初冬編
in 牛久自然観察の森
2010年12月5日(日)牛久自然観察の森で、「もりのきたんけん」を実施しました。
キノコ博士の説明 |
アカシデの冬芽 |
幼虫発見! |
コブシの冬芽は? |
見つけた物の鑑定 |
葉っぱ劇場 |
オリジナル・シート |
今年は猛暑の連続で、観察の森の木々は紅葉が遅れていましたが、11月以降の冷え込みと12月3日牛久地区を襲った竜巻的な暴風雨ですっかり冬模様となりました。ただし当日は、好天に恵まれ、たんけんを実施した午後は、小春日和の暖かさで、初冬の自然を楽しむことが出来ました。
参加者は、小学生の親子、仲好し友達の他、当日参加の幼稚園年長親子から70代の夫妻まで14名で、インストラクター4名が案内しました。今年は正門付近のバッタの原とコジュケイの森でたんけんを実施した後、ネイチャーセンターでクラフト等を楽しみました。
最初にインストラクターの紹介と、たんけんのポイントを説明。「木々を観察しながら葉っぱや木の実を見つけてどのような色があるか見つけてきましょう」と。2人ずつのチームに、カラーチャートを渡して色名をメモしてくることにしました。
- ネイチャーセンター前の紅葉は散ってしまいましたが、赤い実等を見つけて、早速カラーチャートの活用を開始。
- 道の横に白いササクレヒトヨタケが。コナラのドングリ探しをしていたら、枝にオレンジ色のシカタケを発見、キノコ博士のインストラクターから説明を聞きました。
- バッタの原の樹木ではアカシデとコブシの冬芽の違いを見聞きし、手にとってルーペでも確認しました。
- エノキの下では、枯れ葉の中にゴマダラチョウの越冬幼虫を探しました。守谷市から来た虫博士の3年生がすぐに一匹発見、皆で歓声をあげました。
- エゴノキが葉を落としているのに白い花が狂い咲きしているのを発見し、双眼鏡で眺めました。不思議!
- イチョウもすっかり黄色の葉っぱを落とし、その中に橙色に近い銀杏が一杯匂っていました。
- 正門を出て、コジュケイの森に入ると、切り株にカワラタケが群生しています。紫や白と色々な色のリング状、キノコ博士が再び、資料を渡して詳細な説明をしました。
- コジュケイの森の入口は、以前うっそうと茂っていましたが、観察の森のかたが皆伐し、明るい場所に若い木が育っています。
- その付近の木や落ち葉の中にドングリや虫探しを5分間全員で行いました。カップに採取したものを、皆でシートの上に広げて、インストラクターから説明を受けました。虫は詳細な構造まで説明を受けたあと、そっと元に返しました。好きな落ち葉は少し持ち帰り、後でシート作りに活用です。
- 新しく育ったムラサキシキブには紫の実が、ヒサカキは黒い実が、緑色のカマキリを何匹も見つけました。
- そして未だ赤い葉が残っていたイロハモミジの下で、インストラクターが、落ち葉の色について、なぜ葉っぱが緑から黄色、赤と変わるか、紙芝居風な葉っぱ劇場でそのカラクリを説明しました。
原っぱと森の観察の1時間半が、あっという間に終わり、ネイチャーセンターの研修室に戻って、楽しいクラフトづくりに入りました。まず、持ち帰った好きな葉っぱ等を加えて、カラーチャートで確認した色の小ワッペンをインストラクターからもらって貼り付け、そのシートをパウチしてオリジナルシートを作りました。
次は、別なところで取った木の実や、枝、葉っぱを使って、自分の好きなオーナメント作りに挑戦しました。マツボックリにきれいな色を塗り分けて、素敵なミニツリーにしたり葉っぱの上の宝船、小リースや人形等など。皆で作品を見せ合って、作品を前に記念写真を撮り、最後に感想文を出して終了しました。
作成の様子 | |
作品の一部紹介 |
<参加者の感想より>
☆こどもたちより
- たのしかった。
- とてもたのしかったです。ありがとうございました。
- いろいろな葉や木の名前などたくさん分かりました。虫の体のしくみ、葉のしくみはとても面白かったです。今日半日ありがとうございました。
- とても楽しくクラフトできたし、森はいいなとあらためて思いました。ありがとうございました。
- 今日きたおかげで、すごくいろいろなことが学べました。今日きてほんとうによかったです。 ついしん クラフトたのしかったです。
<参加者の感想より>
☆大人の方より
- 森のたんけんは、べんきょうになった。クラフトがたのしかった。
- 退職し、時間ができて、自然にふれあう機会が増えたのに、木、花の名前などがわからなく、つまらないものでしたが、いろいろ教えていただき、興味がもてるようになりました。 ありがとうございました。
- 大変勉強になり、とても楽しかったです。(「エゴノキ」の狂い咲きのお話と、葉っぱ劇場と、、、勉強になりました。)時間が足りない位です。又機会がありましたら、お世話になりたいと思います。どうも有難うございます。
参加されたみなさま、たくさんの感想文ありがとうございました。名札に書かれたホームページを開いて、また、ぜひ、参加して下さい。
(文 杉山正夫)
作品を前に記念写真 |