クモの巣を皆でとりました!!!
「もりのきたんけん 初冬編 in 牛久自然観察の森」
12月6日(日) 牛久自然観察の森で、「もりのきたんけん」を実施しました。
「もりのきたんけん」は、3年前 この牛久自然観察の森で始まりました。昨年は、夏と秋 2回実施したので、今回で4回目となります。その内容も 毎回、いろいろチェンジしてきました。
さて、当日の様子ですが、まず、数日前まで雨の予報も出ており、お天気の心配がありました。担当者は、はらはらドキドキ雨の日プログラムも固めて万全の体制で準備にのぞんでいましたが・・・そんな苦労をしていると、かえって回復してしまうものらしく、当日は、だんだん晴れて、素晴らしい「たんけん日和(びより)」となったのでした。
今回の参加者の傾向として(小学生以上であれば、子どもだけで参加できる所は変わりなかったのですが)いままでに比べ、親子一緒の参加や、大人だけの参加もあったことが特徴でした。企画のねらいとしても、今回は 子ども〜大人までを対象としてみました。
一部は「自由たんけんの時間」です。まず、インストラクターの案内で、たんけん場所までの道すがら、冬芽:葉痕や、木の実や紅葉、池のようすやクモの巣 などを観察したあと、自分で、課題シートのなかから、好きなものをみつけにいきます。一番人気は「腐葉土ほり」で、初めてカブトムシの幼虫を見つけた子もいました。最高記録、11匹。そして、皆で みつけた木の実やキノコ、幼虫などをならべ ドングリの話や土壌動物の話をインストラクターにしてもらいます。
好きな葉痕を探すコーナーでは、参加者に、花丸ならぬ、花もようシールを、一番おきにいりのもようの近くにつけてもらいました。インストラクターからは、そのほかのいろいろな「おもしろ冬芽の顔」も紹介し「このもようって何だろう??」と、考えてもらいました。
また、大人の方は、ジグモや、スズメの巣のような鳥の巣をみつけてくれました。「ツバメの巣はみたことあるけど、ずいぶんちがうね、いつごろ巣立った巣かな?」などと、皆で観察・・・。ジグモの巣を知らなかった子もたくさんいました。そして、皆で、見つけた大きなジョロウグモの巣を、黒い画用紙に採取しました。予想以上にきれいに巣がとれたことに、皆、感激・・・
「もういちどやりたい」とのリクエストに応えて、別の場所で、小さいクモの巣を、2〜3人の子にも とってもらいました。印象的だったのは、カブトムシは、男の子のほうに圧倒的に人気がありますが クモの巣採集は、女の子にも、大人気だったことです。
そして、森のなかの自然のアート:冬芽のもよう や クモの巣で たっぷり楽しんだ後は、
第二部は、この時期ならではの木の実などの自然素材をふんだんに使った 人工アート:クラフトタイム でした。
今回は、特にクリスマスが近いということで、ツリーにもかざれるような小物(オーナメント)や、ダンボールの額を押し葉や木の実や樹皮で飾る作品づくりに挑戦してもらいました。今回もまた、たくさんのすてきな作品・ユニークな作品が生まれたことはいうまでもありません。
そして、自分の作品を発表しあう発表会。「クモの巣をイメージした作品」「空飛ぶサンタ など楽しい名前をつけてもらった作品」などなど、お友だちの作品をみて、改めて発見することも多く、たんけんとクラフトのつながりも実感。はじめて出会った人たちとの交流も楽しい時間でした。
ふりかえりタイムでは、子どもたちからは「カブトムシよう虫ほりがおもしろかった。オーナメント作りもまたしたい!」「森の中を歩いて、木の枝のもようをさがすのがおもしろかった。」また大人の方たちからも「たんけんもクラフトも想像してた以上に楽しかった。たんけん時間はもっと長いとよい。」「クモの巣のサンプル採りにびっくり」「自然を身近に感じることができる体験。こういう体験することで自然を見る目が変わってきました。ぜひ、もっと多くの人たちにも(特に大人)体験してもらいたい。」などの感想やご意見をアンケートなどでいただきました。
参加してくださったみなさま、こちらこそ、ご参加と、貴重なコメント、大変 ありがとうございました。また、是非 ご参加を おまちしています。
(文:藤井 写真:平井)
<下の写真は、発表の時の様子です>。