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冬の野鳥観察会報告

1.実施日時:  平成21年1月25日  9時00分〜12時05分

2.場所   :  筑紫湖薬王院

3.天気   :  快晴

4.参加人数:  40名
・日本野鳥の会関係      19名
・森林インストラクター関係  21名

5.講師   :  石井省三さん

6.概要

1月25日、日本野鳥の会茨城支部と共催で、冬の野鳥観察会を実施しました。 当日の朝は、前日雪が舞ったとは思えない快晴に恵まれ、気温が氷点下に下がる冷え込みの中、筑波山麓の筑紫湖に40名もの参加者が集まりました。 野鳥の会はベテランの方が多く、森林インストラクターの方では野鳥観察が初めての方も多く参加しました。

野鳥の会の指導者の石井講師から筑紫湖周辺で観察できる水鳥、冬鳥の概要説明をいただき、塚本副代表の挨拶の後、講師の先導で薬王院に向け観察を始めました。

筑紫湖水面のカルガモ等に見送られて棚田道、山道に入るとアオジ、ホオジロ、メジロ、ヒヨドリなどが姿を見せ、双眼鏡を向けました。 石井さんや野鳥の会の方のフィールドスコープも覗かしていただく。 ノスリの飛び立ちやハシブトカラスを眺めて、鳥の飛ぶ姿の違いを教えていただく。 上りの坂道の途中では、竹と笹の違いを見たり、野イチゴをつまんだり、鳥の巣の掛け方を聞いたりして、スダジイに囲まれた薬王院に着きました。 参拝のあとで、森の中にエナガ、ルリビタキ等を見、冬芽を探しながら湖に下りました。

湖岸に着いてから湖を一周しました。水面には千羽を超える水鳥が群れ、緑の美しいコガモ等を観察している横で、野鳥の会の方が素早くカモ類の数をカウントする。 上空にはオオタカが飛翔し、流れ込む小川の茂みの先にはキセキレイの可愛い姿が覗かれました。

元の集合場所に戻って「鳥合わせ」をしました。当日観察された鳥は36種にのぼりました。 多くのことを教えていただいた石井さんの挨拶があり、塚本代表からも鳥だけでなく樹木、草花も観察できたことと、参加者の方々への参加御礼の言葉の後、散会しました。

冬は野鳥の観察がしやすい時期ですが、春から夏にかけての繁殖期に観察会を計画してはとの声もあり、研修会を兼ねて考えていきたいと思います。 今後のイベントにもぜひご参加願います。

7.観察された野鳥

カイツブリ、カワウ(20羽)、マガモ(200)、カルガモ(850)、コガモ(100)、トビ、ノスリ、オオタカ、オオバン、バン、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、アカハラ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ウソ、スズメ、ハシボソカラス、ハシブトカラス、ヨシガモ、オナガカモ   (内はカウント概数)

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(文 杉山)

最終更新日:2009年2月5日
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