筑波山野鳥観察会
ハコネサンショウウオ |
平成19年6月3日(日)に「繁殖期における野鳥の観察」というテーマで野鳥観察会を開催し、一般参加者18名(内小学低学年3名)がありました。
初めに林支部長から挨拶があり、続いて石井講師から観察の基本事項や、予想される鳥の種類などの説明がありました。今年は冬に雪が降らなかったせいで笹がまっすぐに伸び、コルリの繁殖に都合がよいとのことでした。
ユースホステル跡を出発し、御幸が原から自然研究路を一周して女体山直下からキャンプ場へ下りました。途中でキビタキの鳴き声が何度も聞かれ、綺麗な黄色と黒の姿を見ることができた人もいたようです。また、自然研究路ではミソサザイのよく響く声やオオルリの美しい声も聞くことができました。
キャンプ場への下りでは予想どおりコルリが歌声を披露してくれました。キャンプ場からスタート地点に戻る途中でハコネサンショウウオを見つけ、後半は疲れてしまった子供たちも少し元気をとりもどしたようです。
最後に鳥合わせをして、23種を確認しました。
(確認された種)
ホトトギス、ツツドリ、コゲラ、キツツキsp(アカゲラ?)、シジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、 キジバト、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ、コルリ、ホオジロ、ウグイス、メジロ、エナガ、クロツグミ、ヤブサメ、ソウシチョウ、イカル、ジュウイチ、ハシブトガラス
樹木が生産性を急速に高め、枝葉の展開が旺盛な時期に、野鳥たちには繁殖という自然の営みの時期でもあります。できれば野鳥の姿を観たいという気持ちはあったでしょうが、鳴き声を聴くことができたことで満足としたいと思います。