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「裏筑波で秋の花を探そう」観察会実施報告

実施日: 2015年9月22日(火) 9:00〜15:00

天気: 晴れ、 気温: 20℃〜24℃

観察コース: 筑波高原キャンプ場から広根場林道〜つつじヶ丘〜女体山・御幸ヶ原往復後下山

参加者: 13名

9月8日の豪雨により常総市他、県南部への被害が発生し、筑波山への影響を考慮し22日に延期実施しました。

秋晴れの中、集合場所で受付、自己紹介、資料説明と安全対策説明後、体操をして観察を開始しました。

最初は林道のキクイモの花を確認し、ミヤマフキバッタが葉先に死んで止まったままを見つけ、「エントモファガ・グリリ」という昆虫疫病菌に感染した結果と説明。下刈り後で低い草丈の濃い色のツリフネソウが目につきました。少し暗い林道を歩きはじめ、サラシナショウマはまだ多数蕾のままでした。

林道を歩くにつれ、ボタンヅルの葉、センニンソウの花、ヤマノイモの果実とムカゴなどが目に付きはじめました。イヌショウマが咲き、陽当たりの良い場所ではタマアジサイやヒヨドリバナの花もまだ残っていて、ようやく開花したツクバトリカブトも確認できました。

林道合流場所からマツカゼソウ、ミズヒキ、キンミズヒキ、ツリフネソウ、オトコエシ、キバナアキギリ、アキノタムラソウなど白、黄、紫、赤など秋の花色々咲く静かで気持ちの良い花街道を散策。一部咲きはじめたアケボノソウがあり、センブリはまだ葉の確認のみでした。杉植林地に入り、滑りそうな地面と岩や沢に注意し歩くと各種キノコがあちこちに発生。ツルニンジンやミヤマウズラの花も観察後、広根場林道に合流。サルナシやマタタビの果実、ミズタマソウや多数のアケボノソウの花をゆっくり観察、アズマレイジンソウは残念ながら倒れ何とか確認できました。

昼前につつじヶ丘に到着後、ロープウエイで女体山山頂駅ヘ移動、オヤマボクチやタイアザミの花を見ながら山頂に登ると、連休中で登山などの家族・グループが多数往来していて、予定場所より手前で昼食にしました。その後、御幸ヶ原を経て男体山登山口を往復しました。途中ではオクモミジハグマ、サルナシ、ツリバナ、ツクバトリカブト、ジャコウソウ、フクオウソウ、オヤマボクチなどが見られました。

その後、キャンプ場まで下りの滑りやすい場所に注意しながら下山し、途中の防火帯で休憩。下見時のキノコは終わり、別なキノコも確認できましたが、ここからコースの変更で春の観察コースを下ることにしました。秋には歩かない道ですが、ゆっくり林内を下り、カシワバハグマの花、アキノギンリョウソウを多数確認できました。落葉樹林帯を抜け林道に出てキャンプ場ヘ向かうと、午前中未開花のサラシナショウマが開花し始めました。予定の秋の花々を多数観察しながら時間内で無事終了しました。

参加者の皆さんは初めてのコースを歩いたり、秋の花を多数観察でき満足していただきました。また来年のスプリングエフェメラルの観察を期待する声もあり、来年度の春に実施する予定です。

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観察中の皆さま
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アキノギンリョウソウ
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アケボノソウの花

(文責・写真:山口)

最終更新日:2015年10月9日
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