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「森の木たんけん」にいこう! レポート

08/07/27 平井 希一

今年も、夏休みに牛久自然観察の森で、「森の木たんけん」イベントを実施しました。

今年は、去年のイベントが、室内での葉っぱのしおり作業にだいぶ集中してしまった反省もあり、屋外の観察と体験をメインとした、テーマをもった「たんけん」を中心として実施しました。

子供たちは、ぜんぶで23名、大人の方を含めると、ぜんぶで29名の方が参加してくれて、大変にぎやかなイベントになりました。また、6月の「街の木たんけん」で参加してくれた方が、親子でまた参加してくれたのも、大いに嬉しいことでした。

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わたしたちが、今回工夫したのは、以下の点でした!

1.現場で発見、観察したものを、シートに色鉛筆などで描いてもらって、最後に会場に帰って、オリジナルのミニ図鑑に仕上げて持って帰ってもらう。
<昨年の葉っぱシート中心から、後で思い起こせる「発見・感動」のつまった自分だけの観察記録に!>

2.いくつかの「発見・感動」テーマをもうけ、テーマに沿った木を、現場でインストラクターが、子ども主体で気づくようにもっていく。(インタープリテーションをする)
<従来の子供樹木博士のような樹木個々の見分け方でなく、いつまでも子供たちの体験として記憶に残る、これからの自然体験のベースになるもと体験につなげる!>

テーマは、つぎの5つです。子供たちにわかりやすい表現にしてあります。

①『???のおやの愛』
②『トゲとげ………の、ふしぎ』
③『カブトムシ!だけじゃないよ(^^)』
④『においと、人と、ムシと…』
⑤『葉っぱのコンテスト!』

さて、はじめに会場で説明をした後、さっそく森のコースに皆で出かけて、①−⑤までを順番に、みんなで体験しました。

①『???のおやの愛』では、

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ハナイカダの葉っぱの上についた丸いものは何か、子供たちに考えてもらい、オスとメスの木があることや、それが葉っぱの上に乗ってるとどういう良いことがあるのか、簡単な模型と鳥との関係をみせながら、発想して答えてもらいました。印象に残ったようで、ほかの場所でもハナイカダの話を子供たち自ら話してました。

②『トゲとげ………の、ふしぎ』では、

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サンショウやヒイラギその他いくつかの木を見せて触ってもらい、とげの生えてる位置の違いなどを答えてもらいました。

ヒイラギの葉っぱに、とげがあるのとないのがあるのはどうしてか?クイズを出して答えてもらいました。動物のヒントを出すと、皆さんいろいろな意見が出ましたね。

③『カブトムシ!だけじゃないよ(^^)』

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最初にクリ、つぎにクヌギの木の前で、枝についてるものを観察しました。虫こぶや、オトシブミ、実の違いなど。

とくにクヌギの木では、色んなものを子どもたちが自分で発見できたようでした。スケッチもよーく書いてました。クヌギのすごさが、ちょっとわかってもらえたかな?

④『においと、人と、ムシと…』

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クイズ形式で、クスノキ、サンショウ、クサギなどの葉っぱをかぎながらうなぎの時かける粉や防虫剤のにおいと比較してもらいました。大人も楽しまれてました。

身近に人が使ってる木が、色んな利用されてるんだ、ということを体験してもらいました。虫とのせめぎ合いと多様性の拡がりの話は、ちょっと実感がむずかしかったかな?

③『葉っぱのコンテスト!』

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エリアを決めて、その中で自分が面白いと思う葉っぱをスケッチして、それを子供たちに発表してもらいました。葉っぱの形の多様性を、体験しながらなぜ?を考えてもらう内容でした。形や葉脈の様子や、大きさのバリエーションなど着眼点が子供によって違うのも、面白かったです。

さて、レクチャー室に戻って、観察シートの仕上げと図鑑作り。

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シートを折り曲げて、真ん中をハサミで切って折りたたむと完成です。

最後に、まとめの時間も少しだけとりました。15分ほど予定時間をオーバーしてたので子どもたち、ちょっとお腹すいてたようですが、面白い葉っぱや見つけた虫を発表してくれた子がいましたね。

最後に、今日観察した木の中から好きな葉っぱ選んで、パウチのしおりにして、図鑑と一緒にきれいなリボンでまとめて出来上がり。子どもたちの思い出のつまったものとして、家でみかけたら、また森にたんけんに行きたくなったら最高です。

最終更新日:2008年8月20日
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