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「第4回林業研修会報告」

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7月26日(土)から2日間、常陸太田市岡見にある荷見さん所有森で今年第4回目の林業研修会を実施しました。

1.研修日時  平成20年7月26日(土)
&27日(日)の2日間

2.参加者    延べ12名

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3.研修状況

初日は暑い日でしたが急ピッチで下刈りを実施したので、天から作業を見ていた神様が休憩の時間を与えてくれました。それは天の恵みで午後2時頃に突然のにわか雨。残念(?)ながら早々に研修を終了しました。その後はお決まりの名湯“ぬくもりの湯”で疲れをとり、夜はお酒を飲みながらの反省会。また寝る前には真っ暗な田んぼに出かけ、蛍の乱舞する一大光のページェントにしばし我を忘れ、見惚れたと聞きました。メンバーの中に蛍は始めての鑑賞(?感傷)だった人もいたようですが。

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翌日は作業がはかどったので午前中だけの下刈りになりました。この日も前日に負けない暑さでしたが、誰一人落伍することなく、久しぶりの本格的な汗にスッキリした心持で大満足の一日になりました。(参加しました皆さまに感謝します。)

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4.反省点

今回下刈りしたヒノキの森は、今年4月、第1回林業研修で苗を植え付けた場所です。下刈りをしながら気付いた点、作業を難かしくした点は、雑草に覆われ苗が見えないのは何時もの事ですが、植え付けた位置にかなりバラツキがあり、危うく苗を切断しそうになり、“ヒヤッー!”としたことが何度かありました。やはり植え付ける場合は苗を正確なピッチで植え付けなければなりません。地ごしらえ・植え付け・下刈り・枝打ち・間伐と一連の技術が相互に係わりあって美しい森ができることを知りました。そして林業研修は一連の技術を関連して経験することが極めて重要であることを実感した研修でした。

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5.下刈りし観察した植物

人工林といえども天然林に勝るとも劣らない植物の多様性があります。この森で何ていっても多いのは、クマイチゴとオシダの仲間です。クマイチゴは背丈も高く切った後で体に纏わりつくので痛くて大変! また森の入り口に咲いていたナデシコ科のフシグロセンノウの艶やかな姿を見るとホットしました。また理由は判りませんが林床にユキノシタ科の植物が多いことです。イワガラミにツルアジサイ、クサアジサイ、コアジサイ、タマアジサイ、そしてアカショウマにチダケサシなど。また目を奪われるのはオトギリソウ科のオトギリソウとトモエソウです。オトギリソウは全面に見られますがトモエソウは多くはありませんが、一瞬で大柄な巴の花弁が目に飛び込んできます。その他にコバギボウシや可憐にピンクの花をつけるタニタデ、赤紫色したアキノタムラソウなど。また群生しているオトコエシやツリフネソウ、サルナシなど、切ってしまうのがもったいないほどです。さらに昨年までは目にしなかったヨウシュヤマゴボウの姿が見られました。帰化植物がこんな山奥まで進出してきたようです。

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*予告;次の研修は8月23日と24日です。皆さんの希望により「枝打ち」になります。枝打ちは林業研修の中で一番満足感が得られる研修です。皆さんの参加をお待ちします。

報告  林 聰一郎

最終更新日:2008年8月8日
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