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全国森林インストラクター会
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古事の森下刈り

6月25日(日)に筑波山古事の森で下刈りを行いました。八郷森林組合、関東森林技術センター、茨城森林クラブ、全国森林インストラクター会茨城支部と一般応募者合計約30名が参加しました。

朝9時につくばねオートキャンプ場に集合し、木崎八郷森林組合長の挨拶の後、古事の森地域まで移動しました。ここで、和佐森林技術センター長の挨拶と下刈り要領の説明と安全に対する注意事項がありました。

下刈り前
下刈り前の状態
10時から2班に分かれて作業を開始しました。天候は曇りで絶好の下刈り日和となりました。

昨年きれいに下刈りしたところに、1年で昨年とおなじ位にアカメガシワやサンショウ等の雑木、ススキやスゲ類などの草が一面に繁茂していました。昨年の下刈り後は、ヒノキの植栽木は1本1本、独立樹のように見えたのに、今は梢が僅かに頭を出している程度で、よく見ないとどれがヒノキか分からない状態でした。上層木がないと、こんなにも下草が大きくなるのかと驚かされました。

下刈り後
ヒノキが姿を現しました
各人思い思いの場所で植栽木に注意しながら作業しましたが、1センチ以上の雑木が多く、力ずくでせん断するような有様でした。作業が進むにつれて再びヒノキが元気で勇壮な姿を現しました。

それぞれ適宜に休憩をとり、草や雑木を確認しつつ楽しみました。いずれがアカショウマかチダケサシか? どうせ刈り取るのだからと、根を引きぬいて観察してみました。花は白色、葉は3回3出複葉、根茎は褐色の毛が赤色に見えることから、やっとアカショウマと判明。

第1班は若手の強健者が多いためか、早く作業が終了し、第2班の増援に回ったため作業は12時前に終了しました。

作業終了後は再び、つくばねオートキャンプ場に戻り、バーべキュー開始。空腹に耐えかね半焼きの肉に手を出しながら酒類抜きで歓談と情報交換の楽しい時間をすごしました。160年後の立派なヒノキの収穫のため、来年の再会を約し1時半に解散しました。

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最終更新日:2006年6月28日
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